食糞とは?ウサギは繊維質を盲腸にためて、腸内細菌で発酵させます。それがやがて柔らかいフンとして排泄されます。ところが、ウサギが多くの栄養を吸収するのは消化管の入り口に近い小腸。盲腸ではほとんど吸収されないため、この柔らかいフンにはたくさんのタンパク質やビタミンなどが含まれています。ドイツでは、このフンを「ビタミン糞」と呼ぶそうですが、まさにピッタリの呼び方ですね。 ウサギはこのフンを食べ、もう一度盲腸で消化します。それにより、最初に吸収できなかった栄養分がきちんと吸収されます。つまり、この「食糞」という行動は、ウサギが栄養を確保するために欠かせないのです。 (『ウサギの気持ちが100%わかる本』より) ジャンル別一覧
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